慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科ビジネスエンジニアリング研究室では、中野冠教授の元で社会システムやビジネスシステムにおける持続可能なイノベーションのデザイン方法論を研究しています。私たちの研究室では、社会の受容性とビジネスの経済性と技術革新を包括的に考えるため、文系・理系問わず、また企業・海外大学との連携に関心のある方を求めています。
近い将来のベンチャー輩出と実現に向けた政策立案を目指し、空飛ぶクルマの交通・事業・機体システムデザインを行っている。具体的な研究テーマには、将来の高密度飛行を実現するための自動管制システム、国内外での市場要求調査、機体の技術実現性検証などがあり、それらを連携して進めることによって、システムとしての全体最適を狙うアプローチを取っている。技術・事業両面での研究が必要なことから、メーカー、運航会社、商社などとの産官学連携を積極的に行うと共に、理学部、工学部、経済学部等、文理を問わず学生を受け入れている。
エアーモビリティ・シンポジウム~ドローンと空飛ぶクルマの共存~
ビジネス等の問題解決にゲーム的要素を取り入れるゲ―ミフィケーション概念とその教育(経営ゲーム教育)が近年注目を集めています。そのような背景の下、さらに広い領域を対象とするビジネスゲーム研究会を発足しましたは、社会のさまざまな問題をゲーム(ビジネスゲーム、人材育成ゲーム、サプライチェーンマネジメントゲーム、社会ゲーム、経営ゲーム、プロダクトデザインゲーム)を使って考え、課題を解決することを目的とした研究会に成長させることを目指しています。人は、日々、様々な問題に直面し、意思決定を行いながら生活し、活動しています。その意思決定により、問題が解決されたり、新たな問題が発生したりします。実際に社会で起こりうる出来事をゲームを活用し、類似的体験することで、複雑な社会を具体的に理解し、さらに協調性や競争力を高めたり、あるいは、企画案の創出などにもつながります。このような取り組みは、経済学(経営学)のみならず、心理学、政治学、社会学、工学、農学など幅広い分野における課題解決に応用することができます。
新卒学生と社会人出身、男性と女性、日本人と留学生が一緒に研究するスタイル